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大豆と脳梗塞の関係

大豆を食べると脳梗塞を予防できる……こんな話、聞いたことありませんか?厚生労働省研究班の調査で、大豆を多く食べている女性は、心筋梗塞や脳梗塞になりにくいということが分かりました。特に、閉経後の女性ではハッキリとその効果が分かりました。しかし残念ながら調査の結果、男性には大豆による効果は確認できなかったようです。

脳梗塞や心臓病の予防に

 

大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンに似た働きがあり、更年期障害などに良いと言われてきましたが、
動脈硬化を防いで心筋梗塞や脳梗塞などの疾患の発症率を下げるのではないかと考えられています。


調査の対象は40〜59歳の男女4万人を対象にしています。13年間の追跡調査の結果によって、大豆が脳梗塞の予防につながるとされました。豆腐や味噌などの大豆から作られた製品を食べた回数と量、その他にも生活習慣を記録し、そこからイソフラボンの摂取量を推定しました。結果、女性では1週間のうち5日以上大豆製品を食べる人は、2日未満の人に比べて脳梗塞で4割、心筋梗塞で5割少ないという調査結果が出ています。

サプリメントではなく食品で

大豆に含まれるイソフラボンが効果的だとされ、このイソフラボンは心筋梗塞などに効果のある女性ホルモンと似た構造をしていて、調査の結果、閉経で女性ホルモンが減少している女性に効果がある可能性があります。ですが、まだ全貌が明らかにされていませんし、大豆に含まれる別の成分が効果を表している可能性もありますので、サプリメントでイソフラボンを摂取するのではなく、食品から取り入れるようにした方がいいでしょう。

大豆の効果

 

大豆にはイソフラボンという成分が含まれているのがよく知られていますが、このイソフラボンにはどのような効果があるのでしょうか。イソフラボンは、血中コレステロールや血圧、血糖耐性を改善してくれる効果があるということが、これまでに分かってきています。また、大豆に含まれる成分として、ビタミンEやn-3脂肪酸にも、脳梗塞や心筋梗塞を予防してくれる効果があると言われています。

イソフラボンって?

女性には女性ホルモンのエストロゲンを分泌する働きがあり、閉経すると、このホルモンの分泌が激減してしまいます。イソフラボンは大豆麦芽に多く含まれるフラボノイドの一種で、このエストロゲンと似たような働きがあることが分かっています。ですから、更年期障害をはじめ、骨粗鬆症や乳がんなどにとても有効だと言われています。

どうして脳梗塞の予防になる?

脳梗塞の原因は動脈硬化です。動脈硬化を起こすのは様々な基礎疾患によるものですが、基本的に、血液の中のコレステロールで、悪玉コレステロールと呼ばれているLDLコレステロールが増加すると、動脈硬化を促進させてしまうと言われています。
LDLコレステロールを減らすには、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールを増やす必要があるのです。
HDLコレステロールはLDLコレステロールを減らす働きがありますが、イソフラボンは、このHDLコレステロールを増やしてくれるだけではなく、LDLコレステロールを減少させる働きもあるのです。
そのため、脳梗塞予防にはイソフラボンが効果的と言われ、イソフラボンを多く含む食品、大豆が脳梗塞を防ぐ食品と言われているのです。

理想的な摂取量

 

イソフラボンは脳梗塞だけではなく、更年期障害の諸症状や骨、肌の美容、がんにも効果がありますので、できれば日頃から摂取していきたい成分です。では、どのくらい摂取すればいいのでしょうか。理想的な1日の摂取量は40〜50mgです。豆腐であれば半丁、納豆は1パックです。きなこにも多く含まれ、20gほど摂取するといいでしょう。多く摂取しすぎて必要のない分は、体に貯蔵されることなく、排出されてしまます。