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脳卒中

脳梗塞と脳卒中、どう違うのか分からない人も多いでしょう。このサイトは脳梗塞をテーマにしたサイトですが、分からない人のために、まず、脳卒中のことから学習していきましょう。

脳卒中って何?

脳卒中には色々種類があり、脳の血管が詰まってしまうことを『脳梗塞』、脳の血管が破れて出血してしまうことを『脳内出血』『くも膜下出血』と言います。脳卒中は、脳の病気の総称と言っていいでしょう。急激に症状が発症したものを脳卒中と呼び、俗に言う『当たった』と言う状態です。『中気』や『中風』とも呼ばれています。脳卒中を起こす時は大体が血圧も上昇しています。日頃から血圧が高い人は注意が必要です。

危険因子

虚血性疾患の一番の危険因子は動脈硬化です。その動脈硬化の原因となるものは、高血圧症、糖尿病、高脂血症、喫煙が挙げられます。出血性のものについてはそれぞれの病態で異なり、脳内出血では高血圧、くも膜下出血の場合は脳動脈瘤、脳動静脈奇形が大きな要因となります。食生活が欧米化するとともに罹患率も増えてきていて、予防や再発防止、リハビリテーションなども大きな課題となっています。

命に関わる!

 

日本において、脳卒中はがんや心臓病に次いで死因の第3位という不名誉な地位にいます。また、寝たきりになってしまう原因の3割が脳卒中となっていて、2位に10%以上の差をつけてトップになっています。
高齢者の増加や糖尿病、高脂血症の生活習慣の増加によって、2020年には脳卒中患者が300万人を超すと予想されているくらいです。
危険因子を取り除き、脳卒中を予防し、危険シグナルを見逃さないことが命を守るということにもなります。

倒れてから1時間以内の昏睡状態になる。
徐々に意識状態が悪化し、2〜3日後に昏睡状態になる。
激しい嘔吐や頭痛、めまいが起こり、徐々に意識が薄れて昏睡状態に陥る。
興奮状態で暴れた後、昏睡状態に陥る。
呼吸の数が増えたり不規則になったりする。
心筋梗塞、十二指腸潰瘍、肺炎、胃の症状などを合併する。

これらの症状が合った場合、命の危機にさらされている可能性があります。一刻を争いますので、早急な治療が必要になります。

脳卒中の手がかり

 

医師による問診が、脳卒中かどうかの手がかりになりますので。上記したことをふまえて医師に適切に伝えなければいけません。細かく経過を説明できれば、それだけで脳卒中の種類や、どの程度まで進行しているものかの見当をつけることができます。意識障害や言語障害が出てしまっている場合、発作を起こした時にそばにいた者の情報が重要になります。発作時に誰もそばにいなかった場合でも、発見してからの経過を伝えるだけでも、重要な情報になります。

どんな状況で発作を起こしたのか。
手足や顔に麻痺が起こったり、しびれなどの感覚障害がなかったか。
意識障害の有無(呼びかけに反応しないなど)。
ろれつが回らないなどの言語障害の有無。
発作の後、頭痛や吐き気、めまいなどの症状がないか。
高血圧症、糖尿病、心臓病、がんなどの病気の有無。

これらを医師に伝えることができれば、脳卒中の診断も容易になります。

医師による検査

問診を行って、脳卒中の見当がついた時には、CTスキャンやMRI、脳血管造影のいずれかで脳の病気を調べます。その他にも、血液検査や尿検査、胸部レントゲン、心電図検査などの一般的な検査で、全身状態を調べます。

治療

脳卒中を起こしてからの2週間を急性期と呼びます。急性期の治療は、全身管理と脳の状態を改善するため、薬物療法を中心にして全身状態を改善させます。 発作を起こして2週間以上経過すると症状が安定してきます。再び発作を起こさない限り、それ以上症状の悪化の心配はありません。この時期を慢性期と呼び、症状に応じて薬物療法を行い、脳卒中を起こす原因になった病気の治療をすることになります。